ツヤ肌ベースメイクの基本 「世界一わかりやすいメイクの教科書」から

皆さん、ベースメイクを学んだことはありますか?
私は15年以上メイクをしていますが、しっかり学んだことはありませんでした。

そんな時1冊の本と出合いました。
それが長井かおりさんの「世界一わかりやすいメイクの教科書」です。


この本ではベースの作り方からポイントメイク、カラーメイクのやり方の基本を丁寧に解説してくれて、「普通」なのに美人に見えるメイクのやり方を教えてくれます。

特にベースメイクのところがわかりやすく、実践したら本当に綺麗なツヤ肌になって感動しました
「肌綺麗だね」と褒められることも多くなりました。
この本を読んで本当によかった、とおもっています。

今回の記事では、この本から学んで「これはすごい!」と私が感じたベースメイクのテクニックを一部だけ紹介します。

・そういえばきちんとメイクを学んだことがない
・もっと上手にメイクをできるようになりたい
・綺麗な肌に見えるベースメイク方法が知りたい

という方にぜひ読んでいただきたいと思います。

ベースメイクで目指すべき肌は?

陶器のようなマット肌、色っぽいツヤ肌、どちらも素敵ですよね。

「世界一わかりやすいメイクの教科書」では「もともと肌がきれいな人」に見えるにはツヤ肌がおススメとのことです。
そのため、今回の記事ではツヤ肌に見せるためのベースメイクの基礎を説明していきます。

ツヤ肌を作るためのベースメイクの順番

ツヤ肌を作るためには、
下地ファンデーション コンシーラーチークフェイスパウダー
の順でベースメイクを作り上げます。

ただし、ニキビやシミなどがない人は省略してもOKです。

なお、UVケアはベースメイクの前にUVカット乳液日焼け止めを顔全体に塗っておきます。

ツヤ肌を作るための下地

下地は3種類を使い分ける

下地は悩みに応じて、ホワイト下地ピンク下地毛穴カバー下地の3種類を使い分けます。

くすみや血色の悪さが気になる人はピンク下地、毛穴の開きやキメの乱れが気になる人は毛穴カバー下地、それ以外の人は全体的に肌のトーンをアップしてくれるホワイト下地を使います。

なお、くすみも毛穴も気になるという人はピンク下地と毛穴カバー下地の両方を使ってもいいですし、ホワイト下地も追加で使っても問題ありません。
組み合わせて使う際は、毛穴カバー下地 → ホワイト下地 → ピンク下地の順で使います。

ホワイト下地の使い方

ホワイト下地はフェイスラインと髪の生え際を避けた顔全体に使います。
つける量は小豆3つ分程度で、乾いてムラになるのを防ぐために、スピーディーに塗るのがコツです。

両頬とおでこの中心に乗せ(割合は、右ほお:左ほお:おでこ1:1:0.7)、中指でうずを描くように広げながら伸ばします。

両頬に乗せた下地は、指先から指の付け根を使ってうずを外まで延ばし、頬全体に広げます。
おでこに乗せた下地は、うずを生え際に向かって指の腹を使って広げ、額全体に馴染ませます。

その後、指に残った下地を使って、目のキワ、鼻、口のまわりなどを指を細かく動かして塗ります。

最後に指と手のひらを使って、顔全体を優しくおさえて、体温で密着させます。

ピンク下地の使い方

血色をプラスして、くすみ肌を健康的に見せてくれるピンク下地は、目の周りを中心にジグザグ塗りをします。
約小豆1個分を目を囲むように眉下から頬まで縦長の逆三角形に塗りますが下まぶたは外します

なぜ下まぶたを外すかというと、目元の立体感を残すためです。

両頬へはジグザグ塗りをして伸ばした後に、逆三角形に塗り伸ばして馴染ませます。
上まぶたは目頭から目尻へ馴染ませ、指に残った下地を目頭と鼻筋の間のくぼみにも馴染ませます。

毛穴カバー下地の使い方

毛穴カバー下地は肌の凹凸を埋めて、肌を均一に見せてくれる効果があります。
毛穴や凹凸が気になる鼻、両頬、おでこ、あごにだけ使います。

小豆約1つ分を、指でくるくるとほぐして柔らかくしてから、鼻・両頬・おでこ・あごの5点に小さなうずを描きながら置いていきます。

頬やあご、鼻に塗るときは毛穴をしっかり埋めるために口を大きく開けたり鼻の下を伸ばしたり、ちょっと変顔をして塗ります。

ツヤ肌を作るためのファンデーション

ファンデーションはどのタイプを使うの?

ファンデーションは、リキッド、クッション、パウダー、スティックなど色々なタイプのものがありますよね。
「どれを使えばいいんだろう…」
と悩んでいる人も大野ではないでしょうか?

じつは、ウェットな質感のものでればどのタイプを使ってもいいそうです。
ただ、一番スタンダードに使えて、色の展開が豊富なのはリキッドタイプなので、以降はリキッドタイプの使用方法を説明していきます。

リキッドファンデーションは2ステップでスポンジ塗る

リキッドファンデーションは顔全体に薄く塗った後、目の下の「美肌ゾーン」に重ね塗りをします。

美肌ゾーンとはオレンジ色で示した、頬骨に沿って目頭の下から頬骨の上までを繋げたゾーンです。
他人からの視線を集めやすい場所ですが、クマやくすみ、シミ等といった悩みも起こりやすい場所ですよね。

しかしこの美肌ゾーンがツヤッと滑らかだと、肌全体がきれいに見えます。
また、頬骨の高さが強調され、立体的な美人顔に見せてくれます。

また、リキッドファンデを塗る際にはスポンジを使用するのがおすすめです。
手で塗ると、ファンデーションが移動しすぎたり、指の跡が残ってしまったりしますが、スポンジを使うことで均一に圧がかけられ、肌に密着させることができます。

リキッドファンデの使い方① まずはうすく全体に塗る

薄く全体に塗る際のリキッドファンデの使用量は100円玉1枚程度です。
まずは手を使って、おでこと両頬に乗せます。
おでこより両頬を多めに、大きめのうずを描きながら乗せていきます。

頬に乗せたファンデは、目頭下をスタート地点として、そこから放射状にスポンジを軽く滑らせます。

おでこに乗せたファンデは、中心部から生え際に向かってスポンジを軽く滑らせます。

この後は、スポンジに残ったファンデーションのみで残りの部分を塗っていきます。

鼻は鼻筋と鼻のサイドに、上から下へ滑らせるようにして塗ります。
小鼻のキワはスポンジの先端で、カーブに沿ってスポンジを動かして塗ります。
鼻の下やほうれい線にもなじませるようにします。

口角は唇の輪郭をなぞるように軽くなじませて、顎まで伸ばします。

最後にスポンジに残ったわずかなファンデをまぶたの内から外にすべらせて最初のステップは完成です。

リキッドファンデの使い方② 美肌ゾーンへの重ね塗り

重ね塗りに使用するファンデの量は1円玉くらいです。
涙袋は避けて、目頭の下から頬骨の上あたりまで、頬骨に沿うように指で塗り伸ばします。

ステップ1で使用したスポンジをそのまま使って、肌に垂直に当ててトントンしてなじませます。
このとき、スポンジをしっかり密着させるのがポイントです。

その後、ファンデーションがついていない綺麗な面を使って2~3回トントンして、ファンデーションの溜まりやムラをなくします。

これで、ファンデーションは完了です。

悩みを消して、キレイな肌に見せるコンシーラー

コンシーラーは必須ではない?

コンシーラーは強い赤みニキビ濃いシミを隠すために使用します。
もし、鏡を約60cm離したところから自分の顔を見て、これらのトラブルが見つからなければ、コンシーラーは使用しなくても大丈夫です。

コンシーラーは自然に見えるように使うことがとても難しいです。
そのため、ならべく使用する範囲は少なくした方がよいのです。

おすすめのコンシーラーのタイプ

コンシーラーには、スティックタイプのものやリップグロスのような形のもの、パレットになっているもの等、色々なタイプがありますよね。
「どれがいいんだろう…」と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?

コンシーラーは、濃淡の2色入りカバー力が高く、質感が柔らかくて肌へのフィット感が高いパレットタイプのものがおすすめです。

濃淡2色のコンシーラーを混ぜて肌の色とマッチするのかを確認してから使用します。

コンシーラーを使った強い赤み・ニキビ・濃いシミの隠し方

強い赤み
小鼻や目の周りをこすってしまって強い赤みが出てしまった場合は、コンシーラーで隠しましょう。
赤み部分をまたぐように、ブラシを小刻みに動かしてカバーしながら、周りの肌の色と馴染ませます。

ニキビ
ニキビの輪郭をまたぐようにブラシをペチペチと押し付けては離すを繰り返します。
その後、ニキビの中心には触れないようにしながら、コンシーラーの輪郭をさすってぼかします。

濃いシミ
濃いシミは綿棒を用いて隠します。
綿棒は親指で先を潰して、平らな面を作っておきます。
濃淡2色のコンシーラーに綿棒を垂直に当てて、肌の色に合わせて色を調整します。
そして、シミにも綿棒を垂直に押し当てて、仕上げに肌との境目をさすってぼかします。

自然な血色感を出すチークの入れ方

チークはベースメイクの一環として入れる

チークは自然な血色感を演出するために、フェイスパウダーの前に入れます。
そうすることで、もともと肌にある血色っぽく見えて自然な仕上がりになります。

はっきり「ここに入れています!」とわかってしまうと不自然なので、うすく広範囲境目をぼんやりさせてもんやりと入れるのがおすすめです。

自然な血色感におすすめのチーク

チークは色も種類もたくさんあってどれがいいのか悩みますよね。

自然な血色感を出すためには、色は血の色を思わせるくすんだ赤色がおすすめです。
また、肌のツヤを消さないためにクリームタイプを選ぶとよいでしょう。
逆に、肌のツヤを消してしまうマットタイプは避けるようにします。

血色感の出るチークの塗り方

チークはファンデーションを塗り終わった後のスポンジを使って塗ります。
こうすることでチークの色が薄まり、つけすぎを防止することができます。
スポンジのファンデーションがついている部分全体にしっかりチークを含ませたら、手の甲に5回程度バウンドさせてなじませます。

チークは頬骨の高い位置から鼻下まで塗りますが、最初は目頭の下の鼻の高さの半分くらいの所スポンジの角が来るように押し当てます。
その後、頬骨の高い位置まで真横にポンポンと押し当てて塗り進めた後、小鼻の下まで三角形を意識して塗っていきます。

頬全体に幅広く血色感が感じられるようになったら完成です。

ツヤ肌に仕上げるフェイスパウダー

フェイスパウダーはメイクの仕上げに使用しますが、やり直しできないので、使用する際には注意が必要です。

おすすめのフェイスパウダーの種類

フェイスパウダーにはルーセントタイプ(粉)のものとプレストパウダータイプ(固形)のものがありますが、ツヤを残すルーセントタイプの方がおすすめです。

粒子が細かくて肌なじみがいいものを選ぶとよいでしょう。

フェイスパウダーでツヤ肌に仕上げるコツ

フェイスパウダーを上手に使用するコツは、ずばり塗り分けです。
くずれやヨレが気になる下の画像で色のついている部分はきっちり塗りますが、それ以外の所はパフが軽く触れる程度でOKです。
小鼻のキワや目のキワなどの細かいところはパフを折り曲げて圧をかけます。

フェイスパウダーまで終わったらベースメイクはすべて完了です!

まとめ

今回は「世界一わかりやすいメイクの教科書」より、私が試してよかったと思ったベースメイクのやり方の一部を消化しました。
実際の本にはベースメイクについてもっと詳しく解説していますし、アイメイクカラーメイクについてもかなり詳しく解説しています。

メイクのやり方をおさらいしたい、という方には本当におススメの一冊です。
私はこの本を読んでから、メイクを褒められることが多くなり、本当に読んでよかったと感じています。
気になった方はぜひ実際の本も読んでみてください!

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