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SPFとPAの正しい理解|日焼け止めの本当の選び方

SPFとPAって、とりあえず数字やプラスが多いほうを選んでれば間違いないでしょ?

SPFが“黒くならない力”、PAが“シミやシワを防ぐ力”じゃなかった?

いやいや、SPFは“何時間守れるか”、PAは“何%カットできるか”でしょ?Athyria先生〜!

残念だけど、どれも正解とは言えないわね…。
今回は、紫外線・SPF・PAの本当の意味をわかりやすく整理してみましょう。
この記事を読むとわかることは、この3つ👇
- 2つの紫外線(UV-AとUV-B)の違い
- SPFとPAの本当の定義と使い分け方
- 日焼け止め成分(吸収剤と散乱剤)の特徴と注意点
読んだあとには、「日焼け止めはなんとなくでテキトーに選んでいた」というあなたも、一歩進んで、自分の生活に合った日焼け止めを選べるようになるはずよ。

一緒に学んで美肌をキープしましょう♡
UV-AとUV-Bの違い
まず押さえてほしいのは、肌へのダメージに直結する「紫外線量」は “強さ × 時間” で決まるということ。

同じ量の紫外線を浴びるなら、“強い紫外線を短時間”でも“弱い紫外線を長時間”でも、結局は同じくらいのダメージになるのよ

「今日は曇りだから大丈夫〜」じゃなくて、強さと時間の掛け算で考えることが大事なのね。
UV-AとUV-Bの比較
紫外線には大きく分けて UV-A と UV-B があり、どちらも肌に悪さをするけれど、作用する深さや影響が違うの。
項目 | UV-B | UV-A |
---|---|---|
波長 | 280〜315nm(短波長) | 320〜400nm(長波長) |
肌への到達 | 表皮(基底層まで) | 真皮まで到達 |
窓ガラス/雲 | 通過しづらい | 通過しやすい |
炎症(赤み・ヒリヒリ・皮むけ) | 〇 強く関与 | × ほぼ関与しない |
黒化(肌が黒くなる) | △ メラニン産生を促す | 〇 既存メラニンを酸化しすぐ黒くする |
シミ | △ 間接的に関与 | 〇 強く関与 |
シワ・たるみ | × | 〇 コラーゲン破壊に関与 |

UV-Aは窓ガラスや雲を通過するってことは、曇りの日や部屋の中でも届いてるってこと!?

そのとおりよ。だから室内や曇り空でも対策は必要。詳しくは↓の記事を参考にしてね。
紫外線量を手軽に可視化できるアイテムとしては、紫外線で色が変わるUVミラーがおすすめ。
UVインデックスと赤みの目安(UV-B由来)
特に赤みやヒリヒリといった炎症はUV-Bが関わるので、UVインデックスと相性がいい指標です。
UVインデックス | 紫外線予報 | 赤みが出るまでの目安(色白タイプ) |
---|---|---|
1〜2 | 弱い | 1〜2時間以上 |
3〜5 | 中程度 | 30分〜1時間 |
6〜7 | 強い | 15〜30分 |
8〜10 | 非常に強い | 10〜15分 |
11+ | 極端に強い | 数分〜10分 |
紫外線が気になる季節は、毎朝の天気予報で「紫外線予報」をチェックして、その日の強さに合わせた対策を習慣にしましょう。
SPFとPAの意味と違い

思い出したわ!SPFはUV-B、PAはUV-Aを防ぐ指標だったよね?

数字やプラスの数が大きいほうが強いってことは合っているよね?

ざっくり合っているけれど、実は細かい定義を知っておくと一歩進んだ紫外線対策ができるの。
丁寧に整理していくわね。
SPF(Sun Protection Factor)
SPFは UV-Bによる赤み(炎症)を遅らせる時間の目安を示す数字。
例えば、紫外線予報が「強い」と出ている日。色白タイプの人なら20分で赤くなるんだけど、SPF30の日焼け止めを塗っておけば600分(20分×30倍)まで赤みが出にくくなる、という計算になるの。
ただし「600分まったく紫外線を通さない」という意味じゃないわ。網戸のように数%は通過していて、肌は少しずつダメージを受けているのよ。
SPF値 | UV-Bカット率の目安 |
---|---|
15 | 約93% |
30 | 約97% |
50 | 約98% |
100 | 約99% |
👉 SPF30と50の差はわずか1%程度。
👉 数字が大きいほど持ちは良いけれど、効果の差は小さい。
👉 長時間の屋外なら高SPFを、短時間の外出ならSPF30程度でも十分。
PA(Protection Grade of UVA)
PAは UV-Aによる黒化(持続性黒化)をどれだけ遅らせられるかを示す指標。
この数値は「PPD法」と呼ばれる試験で決まるの。
コラム:PPD法とは
- 肌をマス目に区切って「日焼け止めあり」「なし」の両方を用意。
- それぞれに段階的にUV-Aを照射(弱い→中→強)。
- 約24時間後、「黒くなった」と判定できる最小の紫外線量を比べる。
- その比率(PPD値)をもとにPAを算出する。
表示 | 黒化を遅らせる倍率(PPD値) |
---|---|
PA+ | 2〜4倍 |
PA++ | 4〜8倍 |
PA+++ | 8〜16倍 |
PA++++ | 16倍以上 |
(PPD法のイメージは下を参考にしてね)


黒くなった・ならないって、どうやって判定してるの?

実はほとんどが目視なの。同じPA+++でも製品によって少し差がある可能性があるのよ。

高PAの日焼け止め塗っていたら、短時間なら全く黒くならないの?

残念ながらそうとは限らないわ。
黒化は徐々に進むから、肉眼でわからないレベルでも進んでいる可能性はあるの。
でも、黒化が肌に定着しにくいくらい抑えられるのは確かだから、PAを確認することはとても大事なのよ。
最強の守りは物理的防御
日焼け止めだけで紫外線をゼロにするのは難しいけれど、日傘・帽子・フェイスガード・サングラスといった物理的ガードなら、肌に届く紫外線を限りなくゼロに近づけることが期待できるの。
「徹底的に紫外線から防御したい」という人には、こうしたアイテムを組み合わせるのがおすすめ。

私も愛用しているアイテム達よ♡
芦屋ロサブランの帽子はふるさと納税でも買えるから、まだ寄付先が決まっていない人は検討してみて。
日焼け止め成分と選び方

日焼け止めの成分は大きく“紫外線吸収剤”と“紫外線散乱剤”に分けられるの。
違いを知っておくだけで、紫外線対策力がぐんと上がるからしっかり理解してね♡
吸収剤と散乱剤の違い
- 紫外線吸収剤
紫外線を吸収して熱に変えることで肌に届かないようにする成分。紫外線を浴びるほど**“疲れ”**(光分解)が進み、時間とともに働きが弱くなることがある。人によっては刺激を感じる場合も。 - 紫外線散乱剤
微粒子が紫外線を反射・散乱して紫外線を防ぐ成分。光で“疲れる”ことは少ない一方、白浮きしやすく、厚く・均一に塗らないとムラになりやすい。

どちらも汗やこすれで落ちたら意味がないから、結局は塗り直しが必要よ。

わたし、敏感肌なんだけど…

敏感肌なら **散乱剤メイン(ノンケミカル)**がおすすめ。
刺激が気にならないなら 吸収剤+散乱剤のハイブリッドのほうが安心ね。
成分とUVミラーでの出方

日焼け止めをUVミラーで見たら、種類によって黒さが違ったんだけど?

いいところに気づいたわね!成分によってUVミラーの見え方は変わるの。
黒く映る=その時点でUV-Aをしっかり防いでいる成分が残っているという目安よ。
成分タイプ | UV-B防御 | UV-A防御 | UVミラーでの見え方(目安) |
---|---|---|---|
吸収剤(例:オクチルメトキシシンナメート) | ◎ | △ | △〜〇 |
吸収剤(例:アボベンゾン) | △ | ◎ | 〇 |
散乱剤(酸化チタン) | ◎ | △ | ×〜△ |
散乱剤(酸化亜鉛) | ◎ | ◎ | △ |
UV-Aを防ぐ吸収剤を塗った部分は、このように黒く見えるの。

塗り残しチェックに便利なUVミラーはこちら

じゃあ黒く映っていたら塗り直し不要?

黒い=まだ防御力が残ってるサインていうのは事実よ。
ただし薄くなってきたら“疲れてる”サインだから、その時は塗り直してね。
真っ黒でも効果は少しずつ落ちていくから、屋外なら2〜3時間おきが目安、汗をかく日やスポーツならもっと短めが安心よ。

1時間まとめて外出でも、15分×4回でも、紫外線に当たった合計時間は同じ。
短時間の積み重ねでも必ず塗り直してね。
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👉 メイクの上からでも使いやすいスプレータイプが便利。スポンジに含ませて押さえると崩れにくいわよ。
まとめ
- 紫外線量は「強さ×時間」で決まる。
- UV-B=炎症(赤み・皮むけ) → SPFで対策。
- UV-A=黒化・シミ・たるみ → PAで対策。
- 吸収剤は「疲れる+流れる」、散乱剤は「流れる」。だから塗り直しと物理的ガードを組み合わせるのが賢い。
- UVミラーは塗り残し・落ち具合の確認に便利。ただし「効果の残量」を厳密に測るものではないので、黒く映っていても時間が経てば塗り直しが安心。
内側からのケアも忘れずに
外側から守るだけでなく、食べ物や栄養での紫外線ダメージケアも大切。
👉 紫外線ダメージ回復に役立つ食材の記事はこちら
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